豆富屋への道③
皆様ごきげんよう。
豆富屋への道③が始まります。
あくびをせず、読んでくださいね!
前回は、沸騰して阿波踊り状態の擦り潰された大豆と水の話で終わりました。
続いては、トーファーの話をしていきましょう。このトーファーと言うのが、豆乳を作る機械です。
このトーファーは30~40年選手です。美作市近郊の豆富屋さんで使っている所は片手で数えれる位しかございません。
沸騰して阿波踊り状態の擦り潰された大豆と水を、トーファーに投入し豆乳を作ります。
ダジャレ言うてもたーーー!((笑))って、しょーもな(爆)
話戻します(*´з`)
このトーファーには、金属製の大きな網状のものとローラーが外側に、
内側にも金属製の小さな網状のものとローラーが搭載されています。
これによって、豆乳とおからに分けられます。
ここで、煮ガマに入れる前の水を入れる量が多ければ糖度の低い豆乳が作られます。
逆に、水が少なければ糖度の濃い豆乳ができます。
なんか、人間に似てる構造してるかも・・・。変な例えして失礼しました(汗)
そして、豆乳は溜め釜に溜まって行きます。
我が尾崎食品では、この時点で絹豆富を作ります。
溜め釜に流れ込むパイプとは別に直接豆乳を出せるようにパイプが設けてあります。
これで、豆乳をバケツに一定量入れて凝固剤の入っている型枠に一気に流し込みます。
この流し込むのも弱ければ柔らかーい絹豆富が出来上がります。
流し込みが強ければ、型枠からダダ漏れになってしまいます。
しかも、ただ流し込むだけでなく、しっかりと凝固剤と豆乳を混ぜないといけないので
混ぜるためのコツがあり、なかなか難しいんです。
これも、日々経験なり。
これを見て、豆富作り簡単やーーん!って思わないでくださいね。
これからが、醍醐味の木綿作りの話に入っていきます。
ですが、今日はここまでとさせていただきます。
次回も、お楽しみに!!
次期三代目より