豆富屋への道④
さて前回は絹の作り方を説明してきました。
今回は、木綿の作り方に入っていきます。
まず、アツアツの豆乳をバケットと言う入れ物に入れていきます。
この入れる分量は、豆乳の濃度によって変わるので調整して入れていきます。
これに、尾崎食品では海にがりを使用して櫂寄せの技法で混ぜていきます。
にがりの分量も豆乳の濃度によって1グラム単位で調整します。
一定の力とスピードで、豆乳とにがりが混ざり合うのを確認しながら混ぜていきます。
ベストの混ざり具合になったら櫂をあげて、後は余力の回転で自然と止まるまで放置プレイで・・・。
そして、数十分そのまま固まるまで寝かします。
これで、固まった豆富をバケットから直接パックに詰めると汲み上げ豆富になります。
尾崎食品では、只今汲み上げ豆富は作っていませんが・・・
次に、このバケットから木綿の敷いてある型枠に豆富を入れていきます。
皆さん知ってましたか?
木綿豆富って、一回出来上がった豆富を崩してまた固めたのが木綿豆富なんですよ!
この汲み上げかたにも、コツが要るんです・・・次期三代目修行中です。
汲み上げた豆富を揺すって、豆富と豆富の隙間を無くします。
これをしないと、中身がスカスカの隙間の空いた豆富になってしまいます。
これも、次期三代目修行中・・・
この作業が終わると、今度はプレス機で押して固めていきます。
押し固めて数十分、いよいよ取り出します。
取り出して、水槽に浮かべて切ったら木綿豆富の出来上がりです。
まだまだ、独り立ちするのに修行が要ります・・・次期三代目頑張ります!!
次期三代目より